GPS-RTK測位ユニットとスマホ内蔵GPSの精度比較

こんにちは、株式会社ギョロマンのカスタマーサポート担当です。

今回は株式会社ギョロマンのGPS-RTK測位ユニット「GG-1」とスマホ内蔵GPSの精度比較をご紹介したいと思います。

より高精度な測位方法「ネットワークRTK」の利用方法と実測データはこちら
関連記事:ネットワークRTKの利用方法と実測データによるGPS精度比較

モバイルGISアプリ「ギョロモバイル」のトラッキング機能を使ってGPS精度を比較

今回はモバイルGISアプリ「ギョロモバイル」のトラッキング機能を使ってGPS精度の比較テストを行いました。

テストに用いたのは貸出を行っているギョロモバイル(スマートフォンの機種はASUS Z00AD)とGG-1のテスト機です。

ギョロモバイル(GISアプリ)を搭載したスマホ、GPS-RTK測位ユニット「GG-1」、GG-1用のモバイルバッテリー、マニュアルDVD

スマホ内蔵GPSを使ってトラッキングデータを取得

まずはスマートフォン内蔵のGPSを使ってトラッキングデータを取得してみました。

テストを行ったのは近所の公園です。実際にランニングコースを歩きながらデータを取得します。

この位置からスタート

ランニングコースを歩くと、このようにギョロモバイルの画面上に歩いた軌跡が記録されていきます。

歩いた軌跡が自動的に記録されます

そしてランニングコースを一周して記録された内蔵GPSのトラッキングデータがこちら。

内蔵GPSのトラッキングデータ

基本的にランニングコースに沿った軌跡になっていますが、ところどころ道から逸れてしまっている部分が見られます。

道から軌跡が逸れてしまっている部分がある

GPS-RTK測位ユニット「GG-1」とスマートフォンをBluetoothで連携

次にGPS-RTK測位ユニット「GG-1」を使ったトラッキングデータを取得します。

ギョロモバイルは外付けのGPSユニットをBluetoothで接続し、内蔵GPSの代わりに利用することができます。

ギョロモバイルは使用するGPSを選択可能
GPSを受信中……

そしてGPS-RTK測位ユニット「GG-1」で取得したトラッキングデータがこちら。

GPS-RTK測位ユニットで取得したトラッキングデータ

並べてみるとよくわかりますが、内蔵GPSはところどころ道から軌跡が外れてしまっているのに対し、GPS-RTK測位ユニットで取得したトラッキングデータは道から逸れることなく綺麗に軌跡を描いています。

また、GPS-RTK測位ユニットのトラッキングデータの場合、道幅の広い場所では道の端を歩いていたこともわかります。

GPS-RTK測位ユニットのGPS精度まとめ

  • GPS-RTK測位ユニットはスマートフォン内蔵のGPSに比べて精度が高い。(ただし内蔵GPSの性能はスマートフォンの機種によって異なる)
  • GPS-RTK測位ユニットの精度レベルは道幅のどこを歩いていたのかわかる程度。
  • モバイルGIS「ギョロモバイル」とGG-1を連携させれば、より正確なトラッキングデータを記録できる。

より高精度な測位方法「ネットワークRTK」の利用方法と実測データはこちら
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高精度GNSSユニット「GG-2」テスト機の貸出も行っております。高精度測位を試してみたい方はお気軽に担当福元(ふくもと)までご相談ください。また、「GG-2/GG-2LTを使ってこういうことを試したい」「ギョロマンに試してみてほしい」ということがございましたら、お問い合わせフォームよりご相談ください。

高精度GNSSユニット「GG-2」